未晒し蜜ロウワックス 100ml
未晒し蜜蝋ワックスは蜜蝋とエゴマ油のわずか2種類の自然原料から作られたワックスです。小さなお子さまやペットの暮らす家庭でも安心してお使いいただけます。有機溶剤や乾燥剤は一切使用していません。
無垢フローリングに馴染みながらやわらかな蜜蝋が表面に塗膜をつくります。その塗膜は木の呼吸を妨げることなく水分を弾き湿気を通します。木材のもつ温かみや感触が変わることはありません。また木の内部にエゴマ油が浸透することで木目が深くなり、経年と共に木に表情があらわれます。
100mlタイプ1缶で7〜10平米(6畳分)程度の床を仕上げることができます。「本格的に床を塗装する前に蜜ロウワックスがどんなものか試してみたい」と家具等の木製品に塗り試しやすい最小サイズ缶です。
未晒し蜜ロウワックス 100ml
1,650円(税込)
配送条件
・送料 送料別途、全国一律890円
・出荷 ご注文後3営業日〜 ※土日祝日を除く
・配送 お届け日指定・配達時間指定OK
製品仕様
・用途 無垢フローリングや無垢家具の保護
・容量 100ml
・面積 塗布面積7〜10平米 ※畳6畳分程度
・原料 未晒し蜜蝋(国産)、一番搾りエゴマ油(国内工場精製)
DIY初心者さんでも末永く無垢材をメンテンナンスできる自然塗料
「無垢フローリングを塗装したいんですけど、おすすめの塗料はありますか?」
私たち西粟倉・森の学校が無垢フローリングなど内装材を製造販売する中で最もよくいただく質問の1つです。
木材用の塗料と一口に言っても、オイルステイン、ワックス、ペンキ、ニス、ウレタン…さまざまなものがあります。無垢材の風合いを生かしたまま保護するのか、耐久性を高めるのか、着色するのか等、用途によって使い分けられます。どんな塗料をを選んだらよいか分からないと悩まれるお客さまもたくさんいらっしゃいます。
- 小さなお子さんやペットがいる家庭でも安心して使える
- DIYで自分で塗りやすい=コストダウンしやすい
- 無垢フローリングの風合いは残しながら汚れにくくする
- 塗装後も自分でメンテナンスしやすい
西粟倉・森の学校の製品を購入してくださるお客さまの多くはこれらの要望を叶えたいと考えています。その条件を満たすものとして私たちがおすすめしているのが小川耕太郎∞百合子社の未晒し蜜ロウワックスです。
無垢フローリングや家具、カトラリーに塗布するワックス
未晒し蜜ロウワックスは以下のものに塗装することができます。
- 無垢材のフローリングや羽目板などの住宅用内装材(樹種を問わない)
- 無垢材や集成材の家具
- 木製玩具やカトラリー
※ウレタン塗装等の化学塗料の上に塗るものではありません。無塗装 or 自然塗料用メンテナンスに使用できます
お子さまやペットが暮らすご家庭でも安心
食品としても使われる蜜蝋とエゴマ油の2種類の原材料のみからできておりますので、小さなお子さまやペットが舐めたり口に入れたりするモノにもお使いいただくことができます。
お子さまのいる30〜40代のファミリー層のお客さまが西粟倉・森の学校の製品をよく購入してくださいます。塗料というと子どもが塗るには難しいし危ないと思われる方も少なくありません。ですが、未晒し蜜ロウワックスはDIY初心者でも塗りやすいので家族みんなで無垢フローリングを仕上げる工程を楽しんでいただくこともできます。
塗料が手に付いたら肌が荒れると思って急いでハンドソープで洗うことがあると思いますが、蜜ロウワックスはハンドクリームのように手に塗り伸ばしていただいて大丈夫です。
犬や猫などペットを飼われているご家庭ではペットが床を舐めることもありますが、未晒し蜜ロウワックスであれば安心です。大型犬を2匹飼っている愛犬家スタッフも未晒し蜜ロウワックスで床をメンテナンスしています。
蜜蝋が塗膜をつくりエゴマ油が内部に浸透 木材を保護しながら味わい深く
未晒し蜜ロウワックスは無垢フローリングに馴染みながらやわらかな蜜蝋で表面に塗膜をつくります。その塗膜は木の呼吸を妨げることなく水分を弾き湿気を通します。木材のもつ温かみや感触が変わることはありません。また木の内部にエゴマ油が浸透すること木目が深くなり経年と共に木に表情があらわれます。
無垢フローリングの表面は汚れにくくなり水分を弾きますが、表面の強度が高くなるわけではありません。しかし、私たちはそれでいいと考えています。
無垢材の良さは経年美化にあります。経年劣化ではありません。手に入れた時が100点で傷が付いたり汚れたりする度に価値が落ちる減点方式ではなく、住まい手が手をかけることで味わいが増していく加点形式の魅力があると考えています。
木は山で育った年数と同じだけ木材になってからも使えると言われています。私たちが製造する無垢フローリングはおよそ50年生の杉・桧が使われています。人生の多くの時間を過ごす家の中で最も体が触れる部分は床だからこそ、多少の傷や色合いの変化も味わいと捉え、愛着を深めていただければ材木屋として本望です。
身の回りにあるものから安心安全な自然塗料をつくる
未晒し蜜蝋ワックスの蜜蝋とエゴマ油のわずか2種類の自然原料から作られています。もちろん、有機溶剤や乾燥剤は一切使用していません。
・蜜蝋 ミツバチのムダ巣から手作業で不純物を取り除いた未晒しの蜜蝋
・エゴマ油 契約農園で栽培し国内工場で精製した一番搾りのみのエゴマ油
蜜蝋はミツバチが巣をつくる材料として働き蜂の腹部にある分泌腺から分泌するロウのことです。当初は透明ですが巣が使用されるにつれ、ミツバチが持ち運んだ花粉の色素の影響を受けて黄色くなります。蜜ロウは木材の艶出しをはじめ、化粧品、ロウソク、食品にも使われています。
エゴマはシソ科の一年草。日本で古くから栽培されているシソの仲間です。エゴマ油はその種子から搾られた油です。
現代人の食生活に不足がちなオメガ3脂肪酸(αリノレン酸)が豊富に含まれ、健康的な油として近年注目されています。魚の脂にもオメガ3脂肪酸が含まれているため、エゴマ油は魚に似た香りがします。
韓国料理に利用されるイメージが強いですが、奈良時代から全国で栽培されていたそう。種から採れるエゴマ油は灯油として流通しており日本人の生活に欠かせないものでした。
スポンジで薄く塗り伸ばして乾拭きするだけ
塗料によっては専用の刷毛やローラーが必要になる木材の塗装ですが、未晒し蜜ロウワックスは、専用の道具は一切必要無くDIY初心者でも簡単に塗ることができます。
未晒し蜜ロウワックスの塗装で必要なもの
・スプーン
・スポンジ(カーワックス用スポンジがおすすめ)
・ウエス(雑巾や古いTシャツで可)
手順は以下の4ステップです。
塗装手順は小川耕太郎∞百合子社の上の動画をご参考ください。
未晒し蜜ロウワックスの無垢フローリングの塗装手順
1)未晒し蜜ロウワックスをスプーンで少量すくい、スポンジに取ってよく伸ばす
2)スポンジを抑えつけず、木目方向に沿ってやさしく塗り伸ばす
3)塗り終えたらすぐにウエスで入念に乾拭きする
4)半日〜1日乾燥させる
※うす〜くケチケチと使い、スーッと塗るのがコツ。塗り過ぎると油分が滲み出てしまい靴下や上に置いたものに油が付着します。「本当に塗れているのかな?」と木材が濡れ色になったか分からないくらいで十分です。
以下のポイントに気をつけながら塗装してください。
- どの程度塗り広がるか確認するために、まずは少しだけ指にすくって木部に伸ばしてみてください
- 余分な油分や滲み出てしまい足元が滑る原因になるので塗り過ぎないようにしてください
- 蜜ロウワックスを塗った後は、綺麗な布で乾拭きをし、ワックスを拭き取って下さい
- 開封した缶は直射日光が当たらず湿気のこもらない冷暗所で保管し、なるべくお早めにご使用ください
塗り直し時期の目安は撥水性
未晒し蜜ロウワックスの塗り直し時期の目安は木材表面の撥水性で見極めてください。撥水性が弱くなった時期が塗り直しのタイミングです。
未晒し蜜ロウワックスの塗り直し時期の目安
・適時 テーブル天板、調理台、キッチンカウンター
・6ヶ月〜1年 キッチン床、トイレ床
・1年〜2年 リビング、子ども部屋
・2年〜3年 寝室、書斎、家具
・必要なし 壁、柱
小さなお子さまやペットが暮らす家庭の場合、頻繁に歩いたり摩耗度が高くなる場合は塗り直しのサイクルが早まります。
未晒し蜜ロウワックスの開発者・耕太郎さんの開発秘話
未晒し蜜ロウワックスの開発者である、小川耕太郎∞百合子社の小川耕太郎さんに開発秘話を伺いました。
およそ20年前に塗料に含まれる有害揮発性物質によるシックハウス症候群が大きな社会問題になりました。目には見えない揮発性物質がその原因です。材木屋の耕太郎さんは、本当に安心できる原材料を使いながら無垢材の良さを引き立てる塗料を作りたいと未晒し蜜ロウワックスを開発したのでした。