酢で無垢フローリングのお手軽メンテナンス 変色や黒ずみを落とす万能調味料
便利なお掃除アイテムはホームセンターに溢れていますが、昔の人の生活の知恵は理にかなったものがたくさんあります。
今回はご家庭に必ずある調味料・酢を使った無垢フローリングのメンテナンス方法をご紹介します。
酢を雑巾に染み込ませて無垢床を拭くだけ
無垢フローリングの黒ずみや水じみは酢で簡単に落とすことができるんですよ。
酢で木材の汚れが取れるなんてイメージがわきませんが、口に入れるものなので安心感はありますね。
小さなお子さんやペットを飼っているご家庭だと化学系薬品はできる限り使いたくないという声もよく聞きますので安心してお使いいただけます。
用意するものは酢と雑巾のみ
必要なものは以下です。
- お酢
- 雑巾2枚
- オイル(蜜ロウワックスや普段のお手入れで使っている木材用オイル)
実は酢で無垢フローリングがきれいになる方法は私のおばあちゃんが教えてくれました。
おばあちゃん曰く「お酢は純米酢でなくて、アルコールが添加されている安価な醸造酢で十分よ」とのこと。
とても簡単で気になったらすぐにできるお手軽さがポイントです。
ちなみにお酢の香りは乾けば無くなるので全く気になりません。
どうしても香りが気になる人はハッカ油など香りの立つものを1~2滴垂らすのがおすすめです。
無垢フローリングを酢でお掃除してみた
酢を使った無垢フローリング方法は非常に簡単です。
雑巾に酢(原液)を浸して、無垢フローリングを磨くだけです。
いきなり原液で拭くのは不安という方はお酢:水=1:1で混合する方法でも良いですよ。
ビフォー
こちらは縁側に施工されたヒノキの無垢フローリングです(おばあちゃん家)。
おばあちゃん曰く「洗剤とか、水とかこぼれるからよく汚れるんやわ」とのこと。
水染みや黒ずみが目立ちますが、水ぶきでは何度こすっても取れません。
アフター
酢を雑巾に浸してゴシゴシと吹いてみたみたところ、水染みや黒ずみがきれいになりました。
だいぶ印象が変わりますね。
拭き終わった雑巾はだいぶ黒ずんだのでその分、無垢フローリングの汚れを取ることができたはず。
無垢は水ぶきすると表面のオイルが取れてしまい、乾燥と汚れやすくなるのでオイルで仕上げるのがおすすめです。
弱酸性の酢はアルカリ性汚れを落とすのに効果的
どうして酢で水染みや黒ずみがきれいになるの?と気になる人も多いと思います。
酢は弱酸性なのでアルカリ性の汚れを落とすのが効果的です。水垢もアルカリ性ですね。
さらに酢には汚れを浮かせる働きがあるため、皮脂などの油分のベタつきや黒ずみを落とすのにも効果があります。
殺菌効果やカビ防止効果も期待できるんですよ。
なにより酢は料理に使う調味料ですから、当然口に入っても全く問題ありません。
そのため小さなお子様やペットがいても、安心して使うことができる点がおすすめです。