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国産FSC®認証・構造用合板の販売開始 SDGsに対応する持続可能な生産と消費を目指す

西粟倉・森の学校は国際的な森林認証制度FSC®を満たす国産FSC®合板の販売を開始します。SDGsにも対応する持続可能な生産と消費を目指し、透明性のあるモノづくりに取り組みます。

■西粟倉・森の学校の国産FSC®合板
・建築において欠かすことのできない資材である合板でFSC®認証を満たし透明性のある木材を実現
2006年から取り組む西粟倉村FSC-FM認証林等から生産される原木を生かし国産FSC®合板を供給販売
SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」における、持続可能な消費と生産パターンを目指す

私たちの拠点・西粟倉村では2006年からFSC-FM認証林に登録し、村が掲げるビジョン・百年の森林構想に向けて適切な森林管理に取り組んできました。西粟倉・森の学校でもFSC®認証を取得することでFSC®認証製品の製造・販売を続けてきました。

今回、国産FSC®認証合板の販売を開始することで、欠かすことの出来ない建築資材・合板から透明性のある木材流通にアプローチしたいと考えています。

国際的な森林認証制度・FSC®と西粟倉村

FSC®が印刷されたティッシュペーパーをはじめ紙製品パッケージを見たことがあるかもしれません。

FSC®(Forest Stewardship Council®:森林管理協議会)は、責任ある森林管理を世界に普及させることを目的に設立された国際的な非営利団体です。環境保全の点から見て適切であり、社会的な利益にかない、経済も継続可能な、責任ある管理をされた森林や林産物の責任ある調達に対し与えられる認証制度です。消費者は、FSCマークが入った製品を買うことで森林保全を応援できる仕組みです。

現在国内では35件のFM認証林があります。西粟倉村では2006年FSC-FM認証林が誕生しました。現在は2,400haを超え、500名を越す山林所有者が参加するグループ認証の森となりました。西粟倉村ではFSC®認証に取り組む前後から村のあり方を模索し、2008年には百年の森林構想というビジョンとして発表し、村をあげて持続的な森林管理に取り組んでいます。

西粟倉・森の学校が製造するFSC®認証製品

西粟倉・森の学校もFSC-CoC認証を取得し、FSC®認証製品の販売に取り組んできました。杉や桧といった間伐材を生かしたモノづくりに取り組む一方で、西粟倉村で育った木々を透明性をあるサプライチェーンによって価値を高めたいという意図がありました。

現在、西粟倉・森の学校ではFSC®認証を満たすオリジナル製品として以下のものを販売しています。

CSRを目的とした企業から相談をいただくことも多く、住宅/店舗用内装材店舗案内サイン看板木製ボールペン木材バッジ等を製造・販売してきました。東京五輪モニュメント用木材の納品にも携わることもありました。

最近では国連が2030年までに達成をめざす持続可能な開発目標・SDGsとしての引き合いも増えています。SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」では持続可能な消費と生産のパターンを確保する必要性が求められています。西粟倉村もまた2019年SDGs未来都市に選定されたことをはじめ、SDGsに関する取り組みに力を入れています。

建築資材として欠かすことのできない合板も透明性を問われている

なぜ西粟倉・森の学校が国産FSC®認証合板の販売に取り組むのか?それは今やあらゆる建築にとって合板は欠かすことの出来ない建築資材だからです。

戸建住宅や店舗、大規模公共建築物など合板を使わない建築は無いと言っても過言ではないくらい普及しています。一般消費者にとっても安く使い勝手の良い資材であることからホームセンターでも当たり前に販売されています。

その一方で合板には様々な種類が存在します。シナやラワンが原料のベニヤ合板、コンクリートを流し込むために使用される型枠コンクリートパネル・コンパネ合板、家の壁や床の下地に使われる構造用合板、表面がきれいで化粧性の高い化粧用合板などがあります。

汎用性の高い建築資材であるだけに規格や素材も種々様々なものがあります。原材料も国産のものもあれば外国産のものもあります。つまり、原料調達や製造方法も多種多様で透明性が無いものも多く含まれるということです。

新国立競技場を含めた東京五輪の施設建設にあたり、森林破壊が深刻なマレーシアの熱帯林からの違法合板が使われている可能性があるとNGOが指摘・緊急調査を要請し、マスコミ各社がニュースに取り上げたことは記憶に新しいはずです。象徴的な施設に使用されるからこそ、原料調達の透明性が問われる象徴的なニュースとなりました。

国産FSC®認証・構造用合板の販売に取り組む

私たち西粟倉・森の学校は国産FSC®認証・構造用合板の供給販売に取り組みます。建築に欠かすことの出来ない合板だからこそ、透明性のある流通によってお客さまが安心できる木材をお届けしたいからです。

■西粟倉・森の学校が供給販売する国産FSC®認証・構造用合板
厚み 厚み12mmを中心に、厚み915242830mmで展開
縦横 縦横910*1,820mmを中心に、910*2,430mm910*2730mmで展開
樹種 国産FSC®認証材(杉・桧) フェイス・バック(表面)は桧

上記の規格で国産FSC®認証・構造用合板を展開しています。主に公共建築物大型施設工務店のロット購入等に対応いたします。※1枚単位の販売には対応しておりませんのでご了承ください。

国産材に特化したトータルコーディネート提案

西粟倉・森の学校の特徴は自社で原木調達・流通〜製材〜加工〜販売と一貫したモノづくりの体制にあります。私たちは原木調達の基本姿勢として、可能な限り山から直接調達できる方法を選択しています。素材生産業者の山土場から直接原木を買い付け、自社で選木し工場で製材をしています。自社利用だけではなく、合板工場や木材商社にも販売しています。もちろん特殊材を市場で仕入れることもありますが、普段から市場や相場に揺さぶられにくい調達方法を模索しています。

今回ご紹介した国産FSC®認証・構造用合板の場合、西粟倉村有山などFSC-FM認証林から生産された原木を提携するFSC-CoC認証の合板工場に納品し、合板を買い戻すことで実現しています。

合板に限らず、DIY用の木材1枚から公共建築物の木材供給まで幅広く対応しています。お気軽にご相談ください。「木のことで困ったら森の学校に相談してみよう」そう思ってもらえる材木屋でありたいと願っています。

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