『無垢材』とは、使用する形そのままに丸太から切り出された自然な状態の木材のことを言います。1つ1つ表情の違う無垢材には自然素材ならではの魅力がありますが、その性質を知らなければ欠点として見えてしまうことも。安心して無垢の床で暮らしていただくために、知っておいて欲しい無垢材の特徴をご紹介します。

節は成長のしるし

黒くて丸い模様や点は「節」と呼ばれる枝の跡です。ユカハリ・タイルには節が含まれていますが、抜け落ちたり欠けているものはパテや埋木で処理をしています。山で木が育った証としてご理解ください。

天然の加湿&除湿効果

無垢材は室内の湿度が高ければ湿気を吸い、湿度が低ければ湿気を吐き出す、調湿作用と呼ばれる性質をもっています。例えば、夏は空気がサラッとしていて足元もベタつかず、冬はお部屋の過度な乾燥を防いでくれる、まさに天然のエアコンです。

変化しています

調湿作用にともなって幅が膨らんだり縮んだり、わずかではありますがタイルのサイズは日々変化しています。ユカハリ・タイルを部屋いっぱいに隙間なく敷き詰めてしまうと、木が膨らんだ時に逃げ場がなく、盛り上がりの発生原因となってしまいますのでご注意を。もしタイルが盛り上がったら、部屋の湿度が高くなっている証拠です。エアコンや除湿器で部屋の湿度を下げれば、湿度を吸収したタイルの幅が戻ります。

熱に注意!

無垢材は急激な温度の変化に強くありません。湿度や温度の激しい所、または長時間直射日光が当たる場所で無垢材を使用すると、ヒビ・割れやそりの原因となっています。こういった場所や床暖房の上でのご使用はお控えください。