2016.11.11

お知らせ

【株式会社ニチレイ様 企業研修】森林づくり~間伐体験

IMGP5798株式会社ニチレイさんが実施されているお弁当にGood!森にGood!プログラム
「お弁当にGood!」の売り上げの一部で、ニチレイフーズがフォレストック協会認定の日本国内の森が吸収する二酸化炭素のクレジットを購入します。その代金は、フォレストック協会を通じて間伐や枝打ちなどの保全活動資金となり、森に還元されます。

西粟倉村には、フォレストック認証の森林があり、「百年の森林づくりに取り組む西粟倉村にて、森林での体験を通じて、森づくりへの理解を深め、今後の仕事を通じて、森林づくりや間伐材の利用促進での貢献を目指す」コンセプトのもと、西粟倉・森の学校にて、2014年からニチレイさんの社員研修を実施させていただいております。
研修を通じて、森林のことや間伐材の利活用を体験し、「現場で行動に移すこと」を目標にしています。

今年は11月6日(日)に開催。天然林・間伐された人工林・間伐の行き届いていない人口林と3種類の森林をめぐる森林見学、間伐体験、木材加工工場の見学というスケジュールでした。3回目の開催ということもあり、複数回参加いただいている方もいらっしゃいました。

【研修プログラムの詳細】

IMGP5760● 若杉原生林の散策
西粟倉村の北東端に位置する若杉原生林は、199種の多様な植物が生息しています。樹齢も木々によって異なり、大小様々な植物が生えていることから保水力に優れ、自然更新で森林全体で安定した生態系が保たれているのが特徴です。
去年も参加していただいた方からは「今年はどんぐりが少ない」、「苔が去年よりもきれい」との声も。どんぐりは、周期的に豊作の年と不作の年があり、植物の生存戦略として、捕食者が食べきれない量のどんぐりを落とす年があると言われています。同じ森林でもその年やそのときの季節、気候などによって違う表情を見せてくれます。

IMGP5766● 百年生の杉の人工林と間伐の行き届いていない人工林
間伐の行き届いた杉の人工林。人工林では木を真っすぐに育てるために、あらかじめ木と木の間隔を狭くして植林されます。その後、枝打ちや間伐を行っていきます。一度植林された人工林は間伐を行っていかないと、一本の木が得ることができる太陽の光の量が限られ、放置したままだと木が育たず森林が荒れていきます。
間伐の行き届いた百年生の森林は、人工林であっても地面にまで光が行き届き、下草も生え保水力も高い森林になります。
西粟倉村では、50年生の間伐の行き届いていない人工林が多く、今後50年かけて100年生の間伐の行き届いた森林に囲まれた村づくりを目指しています。

IMGP5777● 間伐体験
昼食を挟んで、午後からは実際に間伐体験。
西粟倉村の山主さんの森林で、民間林業会社であるお岡田林業さんの協力、レクチャーのもと桧の小径木の間伐体験を行いました。
まずは、岡田林業の方にチェーンソーで間伐を行っていただきました。体験では、ロープを引っ張って、木を倒す補助をします。

IMGP5784
続いては、参加者の方々に手鋸で伐採を行っていただきました。機械ではない伐採の体験です。
見事伐採を終えた後は、間伐した木の枝を払い、1mの長さに玉切りを行っていきます。今回伐採した木は直径が小さい小径木なので、床板や家具の材料には使わず、村の温泉を温めている薪ボイラー用の燃料として、薪に利活用させていただきました。

●木材加工工場の見学
最後は、西粟倉・森の学校の木材加工工場を見学。日曜日の開催のため機械は稼働していませんでしたが、西粟倉村やその周辺地域を中心とする間伐材がどのように木製品に加工しているのかを案内させていただきました。
森の学校では、床材などの内装材を加工していますが、一本の丸太から床材や家具用の材料が取れない部分は、ワリバシに加工したり、ひとヒトテマキットに加工、木を削ったときにでるものはチップ材や牛の寝床の敷料に利用されていきます。

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1日の研修で、森林から木製品になるまでの過程をめぐり、林業の現場を体験しました。
今回の研修やお弁当にGood!森にGood!プログラムを通じて、森林と都市の距離がどんどん近くなって、つながっていくことを目指しています。

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